7.2.5 専用請求書 CSV データの作成

(1) CSV データの作成

審査支払機関に提出する専用請求書 CSV データの作成は「44 総括表・公費請求書」より実施します。
(T01)総括表・公費請求書作成画面で診療年月を入力することで,「公費 CSV」(Shift+F7)が押せるようになります(診療年月の設定詳細は次頁の【ポイント】と【詳細解説】を参照してください)。

事前に「7.2.4 専用請求書の作成」処理が必須です。(用紙の印刷を行う必要はありません)

図 7.11

【「公費 CSV」(Shift+F7)が押せる状態になった(T01)総括表・公費請求書作成画面】

ファイル出力先のコンボボックス選択により CSV データの出力先を決定後,「公費 CSV」(Shift+F7)を押し,(T04)地方公費 CSV データ一覧画面に遷移します。

図 7.12

【(T04)地方公費 CSV データ一覧画面】

作成対象の番号を選択番号欄に入力し「保存」(F12)を押し,CSV データの作成を開始します。
画面に表示される件数は,コントロールレコード,データレコード,エンドレコードの累計件数をあらわします。

(2) CSV データのファイル名

CSV データのファイル名は「点数表コード(1 桁)+医療機関コード(7 桁)」とし,拡張子は“UKE”になります。(点数表コードの 1 桁は医科を表す“1”で固定になります)
(例)医療機関コードが”7777777”の場合
 「17777777.UKE」

※ファイル出力先に“システム管理設定場所”を指定された場合は,ファイル名の先頭に医療機関識別番号の数字 2 桁が付与されます。

【ポイント】

今回の出産育児一時金制度では一部負担金との突合の必要性がない正常分娩の患者に限り,退院した日の属する月の 10 日までに専用請求書(紙及び CSV データ)が作成できる場合,前月退院した患者請求分に当月の退院患者を含めて請求することが認められています。

【詳細解説】

(T01)総括表・公費請求書作成画面より公費 CSV でデータの作成を行いますが,この場合の対象患者抽出について平成 21 年 11 月請求分を例にとり説明します。また 10 日と 25 日の月 2 回の請求ができますが,月 1 回 10 日に請求するとして説明します。
(T01)総括表・公費請求書作成画面は診療年月に平成 21 年 10 月を指定します。

請求対象となる患者は以下のとおりです。

  • 平成 21 年 10 月 1 日~平成 21 年 10 月 31 日の期間に退院した患者で(I07)出産育児一時金画面(P5 参照)の請求年月に平成 21 年 11 月を設定した患者
  • 平成 21 年 11 月 1 日以降に退院した患者で(I07)出産育児一時金画面の請求年月に平成 21 年 11 月を設定した患者

診療年月の指定は平成 21 年 10 月ですが,CSV データの記録内容は 10 月分と 11 月分が混在して作成されます。

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