7.2.1 システム管理の設定

出産育児一時金等の医療機関への直接支払制度

初期設定から支払機関に提出する「専用請求書」及び「CSV データ」を作成するまでの一連の流れを説明します。

(1) 分娩機関管理番号の設定

産科医療補償制度に加入されている医療機関は,(財)日本医療機能評価機構より受けた管理番号(数字 10 桁)を「101 システム管理マスタ」-「1001 医療機関情報-基本」に登録します。産科医療補償制度に加入されていない場合は空欄のままでかまいません。

(2) 分娩費用明細書の出力先プリンタ設定

患者に渡す分娩費用明細書を印刷するプリンタを設定します。「101 システム管理マスタ」-「1031 出力先プリンタ割り当て情報」の入院プリンタ設定に分娩費用明細書が追加されるので,プリンタ名の設定を行ってください。

(3) 保険適用外及び自費項目の割り振り設定

「専用請求書」「専用請求書 CSV データ」「分娩費用明細書」について,金額の明細項目が実施要綱に定められていることから,日レセの保険適用外金額及び自費項目をどの明細に割り振るか設定を行う必要があります。「101 システム管理マスタ」-「1046 出産費用内訳明細情報」を選択し,(W67)出産費用内訳明細情報画面のコンボボックス選択により各項目の設定を行ってください。

図 7.1

【分娩費用明細情報画面】

①請求確認画面等で「保険適用外」に集計される内容を診療区分ごとに専用請求書への振り分け先設定を行います。
 振り分け先は以下の中から選択設定します(初期表示はすべて“その他”です)

  • 01 入院料
  • 02 室料差額
  • 03 分娩介助料
  • 04 分娩料
  • 05 新生児管理保育料
  • 06 検査・薬剤料
  • 07 処置・手当料
  • 08 産科医療補償制度
  • 09 その他

(設定例)
 投薬料(保険適用外) → 専用請求書:検査・薬剤料

②請求確認画面等で「その他自費(10 項目)」に集計される内容を自費項目ごとに専用請求書への振り分け先設定を行います。
 (設定例)
 文書料 → 専用請求書:その他

※上記①②で振り分け先となる専用請求書の項目が一意に決まらない場合は,一意に設定可能とできるよう自費コードの振り直しが必要となる場合があります。

(4) レセ電診療科コードの設定

「101 システム管理マスタ」-「1005 診療科目情報」に登録している診療科の情報に,レセ電診療科コードの設定を行います。
23:産婦人科
24:産科

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