4.1 退院時仮計算について

退院時に患者に対して請求する金額の仮計算を行います。
前回定期請求日の翌日または入院日を算定開始日として,請求金額の計算を行います。

<画面の呼び出し>

業務メニューで「34 退院時仮計算」を選択し「Enter」を押すか,マウスでクリックします。

図 4.1

<患者の呼び出し>

患者番号を入力します。「Enter」を押します。「氏名検索」(F9)から検索もできます。

図 4.2

<画面の説明>

患者番号入力後,算定期間開始日に前回定期請求日の翌日(初回の定期請求日が未到来の場合は入院日)が表示されます。
算定期間終了日に退院予定日を入力し,「仮計算」(F12)を押すと,確認画面が表示されます。「OK」を押すと仮計算を行い,請求内容の内訳が表示されます。

図 4.3

請求内容の内訳は月別,保険組合せ別に確認できます。

<概算書の発行>

仮計算後,「概算書発行方法」を選択し「概算書」(F11)を押します。

図 4.4

<項目の説明>

項目説明
算定期間-開始日前回定期請求日の翌日(初回の定期請求日が未到来の場合は入院日)が表示されます。
算定期間-終了日退院予定日を入力します。
保険分(点)診察料や投薬料など各診療区分の合計点数です。
自費分(円)診察料や投薬料など各診療区分の保険適用外合計金額です。
その他自費-消費税なし診断書などの自費にかかる消費税を計上しません。
その他自費-消費税あり自費分の消費税を計算して別に計上します。
労災保険適用分(円)労災の円建て項目を表示します。
食事療養費食事療養費を表示します。
生活療養費生活療養費を表示します。
食事負担額患者の一部負担金を表示します。
生活負担額患者の一部負担金を表示します。
公費一部負担金患者の一部負担金を表示します。
今回入院請求額今回診療分の請求額を計上します。
前回までの未収額(外来)過去の外来の合計未収金額を表示します。
前回までの未収額(入院)過去の入院の合計未収金額を表示します。
合計未収額前回までの外来・入院の未収金と今回請求額の合計で未収金を表示します。

<請求確認一覧>

保険組合せ名称が表示されている行を選択すると,請求内訳にその保険組合せに係る請求金額が表示されます。
ひと月内に複数保険の請求を行う場合,コラムリストに「月合計」を表示します。「月合計」を選択すると,請求内訳に月単位の合計金額が表示されます。
請求期間が 2 月にまたがる場合は,「合計」を表示します。「合計」を選択すると,請求内訳に請求金額の合計内訳が表示されます。

<ファンクションキーの説明>

項目ファンクションキー説明
戻るF1遷移元の画面へ戻ります。
クリアF2画面を初期表示の状態に戻します。
請求確認F3請求確認一覧の選択番号欄へフォーカスが移動します。
調整金F5調整金を入力します。
氏名検索F9氏名検索の画面へ遷移し,患者氏名で該当予約患者を指定できます。
概算書F11概算書を発行します。
仮計算F12仮計算処理を行います。

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