3.1.5 請求確認画面

定期請求業務の請求確認画面で定期請求によって発生した請求データの請求額を変更できます。
変更による元の請求額との差額は調整金として処理します。
これにより,定期請求後に診療訂正によって発生した差額を次回の定期請求の請求金額に加えることができます。
請求確認画面へは(O01)患者請求-定期請求画面あるいは(O03)患者請求-印刷指示画面から遷移できます。 

図 3.16

<項目の説明 (表示欄)>

項目説明
処理内容「履歴修正」を表示します。
伝票番号診療行為入力時に自動付番された伝票番号を表示します。
状態患者の支払い状況を表示します。
発行日診療行為入力を行った日または診療行為入力画面で訂正を行った日を表示します。
保険分(点)診察料や投薬料など各診療区分の合計点数です。
自費分(円)診察料や投薬料など各診療区分の合計金額です。
その他自費-消費税あり診断書などの自費分にかかる消費税を計上しません。
その他自費-消費税なし自費分の消費税を計算して別に計上します。
労災保険適用分(円)労災の円建て項目を表示します。
食事療養費食事療養費を表示します。
生活療養費生活療養費を表示します。
食事負担額患者の一部負担額を表示します。
生活負担額患者の一部負担額を表示します。
老人一部負担患者の一部負担額を表示します。
公費一部負担患者の一部負担額を表示します。
一部負担金計一部負担額の合計金額を表示します。
室料差額室料差額を表示します。
調整金調整金を表示します。
今回請求額患者請求額を表示します。
入金額請求額に対する入金額を表示します。
未収残額請求額に対する未収額を表示します。
患者への返金が発生している場合はマイナス表示をします。
前回未収(外来)表示されている請求データより過去の外来請求データの未収合計額を表示します。
前回未収(入院)表示されている請求データより過去の入院請求データの未収合計額を表示します。
合計未収額未収算額,前回未収(外来),前回未収(入院)の合算額を表示します。
定期請求後訂正分の差額
(1期~3期)
定期請求後の訂正入力による患者自己負担額の増減額を表示します。
定期請求後訂正分の差額
(合計)
1期から3期までに発生した差額の合計を表示します。

<項目の説明 (定期請求履歴欄)>

項目説明
番号選択番号を表示します。
請求期間定期請求の請求期間を表示します。
“請求年月-期別”で表示を行います。
診療科診療科を表示します。
保険組合せ保険組合せの番号を表示します。
選択番号欄確認を行う請求期間の番号を入力します。

<項目の説明 (請求・入金履歴欄)>

項目説明
枝番~入金方法請求データに対して行った過去の処理を履歴として表示します。
枝番選択欄修正を行う履歴の枝番号を指定します。

<項目の説明 (入力欄)>

項目説明
請求金額ボタン請求額に定期請求後訂正分の差額(合計)を合算します。
請求金額請求金額を変更します。
元の請求額との差分は調整金になります。
入金額入金額を変更します。
入金日入金日を変更します。
入金方法入金方法を変更します。「101 システム管理マスタ」-「1041 入金方法情報」に登録した項目が選択可能になります。
領収書兼請求書登録時に請求書の印刷を行う場合,「発行する」を選択します。

<ファンクションキーの説明>

項目ファンクションキ
説明
戻るF1遷移元の画面へ戻ります。
前回患者F3前回取り扱っていた患者を再度呼び出します。
前頁F6定期請求履歴欄を1頁戻します。
次頁F7定期請求履歴欄を1頁進めます。
氏名検索F9氏名検索画面へ遷移します。
登録F12入力欄の内容を登録します。
明細書印刷Shift+F11診療費明細書の印刷を行います。
請求書印刷Shift+F12請求書兼領収書の印刷を行います。

<請求確認画面を用いる運用の処理例>

以下に運用例を記述します。


(1) 定期請求が月2回(15日,月末)の医療機関で1期について定期請求済みの状態にある

図 3.17

(2) 1期の期間について診療行為の追加入力を行う

図 3.18

(3) 2期の定期請求を行う

図 3.19

(4) 定期請求終了後に(O01)患者請求-定期請求画面で「請求確認」(F9)を押す

図 3.20

(5) 請求確認画面に請求額の変更を行いたい患者番号を入力

図 3.21

画面右側に1期の期間に入力した診療行為の点数に対する患者負担金を表示します。
この金額を元に2期分の請求金額を変更(増減)すると,今回請求への反映を可能としています。変更後は「登録」(F12)を押し変更内容を確定します。
「印刷」(Shift+F12)を押すと請求書兼領収書の印刷を行いますが,入力した2期の差額分は請求書兼領収書の調整金欄に記載を行います。
診療訂正による差額を請求金額に反映させるには,「請求金額」(金額入力欄の横)を押します。

TOP