3.1.3 同じ期間の再処理について

医療機関設定で定期請求を行った後,入退院登録画面で定期請求区分を月末指定に変更し,定期請求を再処理
する場合,作成区分のコンボボックスより医療機関設定の情報と月末一括請求を選択できます。医療機関設定を
選択し,再処理を行った場合,前回行った定期請求と同一期間の請求処理を行います。月末一括請求を選択する
と,月初(または入院日)から月末までの期間の定期請求を行います。このとき,前回医療機関設定で作成した
収納データは請求取消になります。

①定期請求を医療機関設定で行ったときの収納登録-請求一覧画面
(請求日を 1 期:15 日,2 期:月末としてシステム管理に設定)

図 3.6

②入退院登録で定期請求区分を「月末時のみ請求」に変更

図 3.7

③個別指示画面では医療機関設定と月末一括指定が選択可能となる
(通常は入退院登録で指定したいずれかのみ選択可能)

図 3.8

④月末一括指定で処理後の収納登録-請求一覧画面

図 3.9

過去に定期請求を行った期間について会計データを変更後に再度定期請求を行う場合,「101 システム管理マスタ」-「5010 定期請求情報」の再処理時の取り扱いの指定によって訂正分の請求データの作成方法が異なります。「請求取消後,再作成」が指定されている場合,訂正前の請求データは請求取消しとなり,訂正後の請求データを新規に作成します。この際に発行する請求書の請求額は訂正後の請求額になります。「元の請求を訂正更新」が指定されている場合は訂正前の請求データを訂正後の内容で更新します。この際に発行する請求書の請求額は訂正前の請求額と訂正後の請求額との差額になります。
ただし,保険変更はシステム管理の設定に関わらず,訂正前の請求データを取消し,訂正後の請求データを新規に作成します。

(事例 1)「請求取消後,再作成」が指定されている場合

<訂正前の請求データ>

図 3.10

訂正前の請求データは請求取消しとなる。

<訂正後の請求データ>

図 3.11

定期請求処理より発行する請求書の請求額は 99020 円が編集される。

(事例 2)「元の請求を訂正更新」が指定されている場合

<訂正後の請求データ>

訂正前の請求データを訂正後の内容で更新する。

図 3.12

定期請求処理より発行する請求書の請求額は 21180 円が編集される。

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