2.9 標欠による減額

医療機関が「厚生労働大臣が定める医師の員数の基準」を下回った場合に,入院基本料または入院料の所定点数を減額する設定ができます。

「101 システム管理マスタ」-「5000 医療機関-入院基本情報設定」の「標欠による減額」欄を設定してください。
設定した後に入院登録及び異動処理を行った患者について,入院会計データに標欠による減額が反映されます。
設定は平成 18 年 4 月以降の入院分から可能になります。

※バッチ処理による入院会計一括変更は次頁を参照

バッチ処理による標欠の一括処理

既に作成済みの入院会計データについてバッチ処理により標欠の減額を反映できます。
処理を行うには事前に「101 システム管理マスタ」-「3002 統計帳票出力(月次)」で,処理プログラムの登録が必要です。
以下の設定方法で登録を行います。
(W01)システム管理情報設定画面で管理コード”3002”を入力した後,区分コードに空き番号を入力します。(有効年月日は”00000000”~”99999999”を設定)
(W10)システム管理情報設定-統計帳票出力情報画面が表示されたら「複写」(F5)を押し,
(W19)統計帳票一覧画面を表示します。

図 2.112

一覧画面から番号 26 の「標欠用会計更新」を選択し「確定」(F12)します。
帳票情報が上記のように取り込まれたら,「登録」(F12)押すとシステム管理への登録を行います。

システム管理への取り込みが完了したら,「52 月次統計」画面より処理を行います。
処理パラメタには処理年月と区分を設定します。
処理年月には標欠の減額対象となる処理年月を指定し,区分には減額率を指定します。
区分 1:100 分の 10 減額
   2:100 分の 15 減額
   3:100 分の 2 減額
   4:100 分の 3 減額
   5:標欠の取消し(取消しは標欠減額で作成された入院会計データを
            標欠減額無しとするための区分です)

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