2.1.2 療養病床の入院登録について

図 2.2

平成 18 年 7 月以降の療養病床は入院基本料を入院登録業務で選択します。
平成 18 年 7 月 1 日以降に療養病床へ入院または転科・転棟・転室を行うと通常特定入院料を選択するコンボボックスより入院基本料の選択が可能になります。
入退院登録画面に初期表示を行う入院基本料は「101 システム管理マスタ」-「5001 病棟管理情報」の入院基本料コンボボックスか,または「5002 病室管理情報」の入院基本料コンボボックスで事前に設定できます。両方に設定した場合は,病室管理情報のものを優先して初期表示します。
病室管理情報の入院基本料コンボボックスは病室の有効開始日が平成 18 年 7 月 1 日以降に設定されている場合に選択可能になります。

平成 18 年 10 月 1 日以降に 70 歳以上または平成 20 年 4 月 1 日以降に 65 歳以上の高齢者が療養病床へ入院または転科・転棟・転室を行うとコンボボックスより入院時生活療養の算定を行う入院基本料の選択が可能になります。
(療養病床に入院する患者で,広域連合が一定の障害の状態にあると認め,65 歳の誕生日から後期高齢者医療制度の被保険者となった場合は後期高齢者医療制度が適用された日から入院時生活療養の入院料が選択可能となります)

図 2.3

入院会計業務では通常入退院登録業務で選択した入院料しか表示されませんが,「101 システム管理マスタ」-「5000 医療機関情報-入院基本」の「療養病棟入院会計表示」に“入院料 A~E を表示”を指定しておくことで,入院基本料 A~E の剤がすべて表示されるようになります。これにより転科・転棟・転室を行わずに入院基本料A~E の変更が可能になります。

図 2.4

<入院元,退院先の入力方法>

療養病床のレセプトに入院元,退院先の記録が必要です。

入院元(入院月に入力)

コメントコードコメント内容
820000144入院元 一般病棟(自院以外からの急性期病棟からの転院)
820000145入院元 一般病棟(自院の急性期病棟からの転棟)
820000146入院元 他の病棟(急性期医療を担う保険医療機関の一般病棟以外)
820000147入院元 介護老人保健施設
820000148入院元 特別養護老人ホーム
820000149入院元 有料老人ホーム等
820000150入院元 自宅

退院先(退院月に入力)

コメントコードコメント内容
820000151退院先 一般病棟(急性期病棟への転院・転棟)
820000152退院先 他の病棟(急性期医療を担う保険医療機関の一般病棟以外)
820000153退院先 介護老人保健施設
820000154退院先 特別養護老人ホーム
820000155退院先 有料老人ホーム等
820000156退院先 自宅
820000157退院先 死亡

入力方法
診療行為入力画面より,診療区分「.900」でコメント単独として入力してください。

例)
.900
820000144*1 入院元 一般病棟(自院以外からの急性期病棟からの転院)

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