2.1.15 退院登録(診療保存)(退院登録時に退院日以降の診療行為を抹消しない方法)
現在の入院歴よりも前の入院歴の訂正を行う場合,以下の流れで処理を行います。
(1) 現在の入院歴に対して「05 入院取消」を行う。
(2) 前の入院歴に対して「07 退院取消」を行う(さらに歴を遡る場合は(1),(2)を繰り返し行う)。
(3) 入院歴の訂正を行う。
(4) 「11 退院登録(診療保存)」を行い,退院処理を行う。
(5) 入院取消し前の状態に戻すため,再度「01 入院登録」を行う((4),(5)を元の歴の状態になるまで繰り返す)。
「02 退院登録」と「11 退院登録(診療保存)」の違いは退院日よりも後の日付で入力された診療行為情報の取り扱いです。
「02 退院登録」を行った場合,退院日よりも後の日付で入力された診療行為はすべて削除します。
「11 退院登録(診療保存)」は退院日よりも後の日付で入力された診療行為はすべて残します。
上記例で「11 退院登録(診療保存)」の代りに「02 退院登録」を行うと,入院歴の再作成の他,診療行為の再入力も必要になります。
※注意事項
退院登録(診療保存)を行った後は必ず再入院の入院登録を行ってください。再入院登録を行われなかった場合は,入院履歴と診療行為に不整合が発生する場合があります。
この処理を行うと退院日を前倒しにした場合などに,変更前の退院日までの診療行為についても削除されません。
事前に診療行為画面で該当日の診療行為をクリアして登録を行うか,会計照会画面のカレンダー部分で回数を0 にする必要があります。