5.4.5 適用コード設定

業務メニュー「91 マスタ登録」より「103 チェックマスタ」を選択し,(X01)チェックマスタ設定画面へ遷移します。

<チェック区分>

4 薬剤と併用禁忌
7 診療行為どうしの算定漏れ
8 病名と薬剤
9 病名と診療行為
5 診療行為の併用算定(同月内)
A 診療行為の併用算定(同日内)
B 診療行為の併用算定(同会計内)

【適用コード設定画面】

図 5.319

入外設定,エラー設定,日/月設定はチェックマスタにより異なります。

チェック区分

4 薬剤と併用禁忌
8 病名と薬剤
9 病名と診療行為
設定なし(入力できません)
5 診療行為の併用算定(同月内)
A 診療行為の併用算定(同日内)
B 診療行為の併用算定(同会計内)
入外設定,エラー設定
7 診療行為どうしの算定漏れ日/月設定,入外別にチェックを設定

適用コード設定の設定項目

一致条件について

1.業務メニュー「91 マスタ登録」より「103 チェックマスタ」を選択し,(X01)チェックマスタ設定画面へ遷移します。
2.チェック区分「8 病名と薬剤」,「9 病名と診療行為」は,患者病名から薬剤(診療行為)の算定漏れをチェックします。

チェックマスタ病名と患者病名の一致条件が指定できます。

図 5.320

1 部分一致・・・患者病名の一部に「破傷風」の病名が含まれている場合チェックをします。
2 完全一致・・・患者病名と「破傷風」の病名が完全に一致する場合チェックをします。
3 前方一致・・・患者病名と「破傷風」の病名が前方一致する場合チェックをします。
4 後方一致・・・患者病名と「破傷風」の病名が後方一致する場合チェックをします。

入外設定について

チェック区分  5 診療行為の併用算定(同月内)
        A 診療行為の併用算定(同日内)
        B 診療行為の併用算定(同会計内)
        7 診療行為どうしの算定漏れ

入院と外来を区別してチェックするか否かの設定をします。

例)診療行為1,診療行為2の併用算定チェックをする。
診療行為1は外来,診療行為2は入院で診療行為入力している場合,入院と外来を区別してチェックする場合はエラーになりません。区別しない場合はエラーになります。

図 5.321

【診療行為の併用算定の入外設定項目】(チェック区分 5,A,B)

図 5.322

空白:入院・外来の区別をしない
  1:入院・外来の区別をする

【診療行為どうしの算定漏れの入外設定項目】(チェック区分 7)

図 5.323

1 しない:入院・外来の区別をしない
2 する :入院・外来の区別をする

エラー設定について(診療行為入力時の併用算定チェック)

チェック区分「5 診療行為の併用算定(同月内)」,「A 診療行為の併用算定(同日内)」,「B 診療行為の併用算定(同会計内)」は診療行為入力時に併用算定チェックをします。

「21 診療行為」画面に表示するエラー区分を選択します。

0 エラー    :エラーメッセージが表示され,診療行為入力ができません。
1 警告     :警告メッセージが表示され,メッセージを閉じた後に診療行為入力できます。
8 チェックしない:日レセから標準提供している適用コードのチェックを行わない場合に選択します。

ポイント! エラー区分の表示について

診療行為の併用算定のチェックマスタでは相対する診療行為についてもチェックマスタを登録する必要があります。
図の例では,診療行為1と診療行為2は互いにチェックマスタの登録が行われているため,相互にチェックをしますが,診療行為3と診療行為4は診療行為3から診療行為4のチェックは行われますが,診療行為4のチェックマスタに診療行為3の登録がないため,診療行為4から診療行為3のチェックは行われません。

図 5.324

設定後,チェックマスタの登録が相互に正しく行われていない場合,赤枠の場所に登録状況を表示します。

図 5.325

赤枠の場所に
  ・相対する診療行為のチェックマスタに現在表示している診療コードが登録されていない場合は「-」を表示します。
  ・相対する診療行為のチェックマスタのエラー区分が異なる場合はエラー区分を表示します。

図の例では下記の内容を表します。(文中の矢印は「チェックマスタ→適用コード」の関係を表します)
  ・「酸素吸入→人工呼吸」はエラー区分が「9」(警告)で登録さているのに対して,
   「人工呼吸→酸素吸入」ではエラー区分が「0」(エラー)と異なる内容で登録されています。

図 5.326

注意 「21 診療行為」入力時のチェックについて

チェックが掛からない場合は,「102点数マスタ」-「回数・年齢」の「算定履歴」の設定が「1 有効(算定履歴作成)」になっているか確認してください。

図 5.327

点数マスタのユーザ設定にて「1 有効(算定履歴作成)」を選択後,次回診療行為時より算定履歴を作成します。
すでに入力済みの診療行為は訂正登録を行い,算定履歴を作成します。

※算定履歴が作成されていない場合,業務メニュー「41 データチェック」で併用算定チェックをします。

日/月設定

チェック区分「7 診療行為どうしの算定漏れ」でチェックを行う範囲を設定できます。
       0を選択した場合,同日内で算定漏れがないかチェックをします。
       1を選択した場合,同月内で算定漏れがないかチェックをします。

チェックマスタの操作方法

<操作方法>

1.業務メニュー「91 マスタ登録」より「103 チェックマスタ」を選択し,(X01)チェックマスタ設定画面へ遷移します。
2.チェック区分を選択,診療行為コードを入力し「確定」(F12)を押します。

図 5.328

3.適用コード欄にコードを入力し,有効期間,入外・エラー等チェック区分に応じた項目を設定後,「確定」(F12)を押します。

図 5.329

ヒント

(X01)チェックマスタ設定画面の診療行為コード欄,(X02)適用コード設定画面の適用コード欄に診療行為名称(病名)を入力した場合でもコード検索できます。「検索」(F9)でもコード検索できます。

<標準提供のチェックマスタの内容変更>

チェック区分「5 診療行為の併用算定(同月内)」,「A 診療行為の併用算定(同日内)」,「B 診療行為の併用算定(同会計内)」にチェックマスタを標準提供しています。標準提供のチェックマスタを変更した場合はユーザチェックマスタとして登録し,ユーザチェックマスタを優先します。

図 5.330

チェック内容を変更するには,入外またはエラー項目を変更します。

図 5.331

登録(F12)を押します。変更内容がユーザチェックマスタとして追加されます。

再度,チェックマスタ登録画面を開くと追加されたユーザチェックマスタは下の行に赤字で表示します。

図 5.332

青字の標準チェックマスタは削除・変更ができません。データチェックでは赤字のユーザチェックマスタを優先します。ユーザチェックマスタを削除するには,赤字の行の適用コードを削除してください。

注意

追加登録や標準提供のチェックマスタを変更し赤字表示されているマスタは,日レセのマスタ更新により該当のチェックマスタが更新されても更新されません。ユーザチェックマスタはユーザ管理のマスタとなります。

他の診療行為(病名)からチェックマスタを複写する

すでに登録済みの他のチェックマスタからチェック内容を複写できます。
【5.4.4 適用コード設定(病名)】の【他の薬剤(診療行為)のチェックマスタを複写する】の項目を参照してください。

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