5.4.4 適用コード設定(病名)
<チェック区分>
1 薬剤と病名
2 診療行為と病名
6 投与禁忌薬剤と病名
【適用コード設定(病名)画面】

画面は登録済み病名,検索条件と検索結果,病名入力,設定項目に分かれます。
• 登録済み病名
登録済みの病名を表示します。
• 検索条件と検索結果
病名の検索条件を入力し,結果を表示します。
• 病名入力
病名・補足コメントを入力します。
• 設定項目
一致条件,疑い病名,グループを設定します。
適用コード設定(病名)の設定項目
一致条件について
- チェックマスタへ登録を行う病名と患者病名の一致条件を設定できます。
- 一致条件は病名および補足コメントそれぞれに設定できます。
- デフォルトは「1 部分一致」を表示します。
例)チェックマスタ登録済み病名が「胃潰瘍」の場合
チェックマスタ登録済み病名 | 一致条件 | 患者病名とデータチェックの判定 |
---|---|---|
胃潰瘍 | 1 部分一致 | 胃潰瘍 ○ 急性胃潰瘍 ○ 慢性胃潰瘍 ○ 胃潰瘍瘢痕 ○ |
2 完全一致 | 胃潰瘍 ○ 急性胃潰瘍 × 慢性胃潰瘍 × 胃潰瘍瘢痕 × | |
3 前方一致 | 胃潰瘍 ○ 急性胃潰瘍 × 慢性胃潰瘍 × 胃潰瘍瘢痕 ○ | |
4 後方一致 | 胃潰瘍 ○ 急性胃潰瘍 ○ 慢性胃潰瘍 ○ 胃潰瘍瘢痕 × |
×:エラーになる
注意
抗生剤に「炎」を部分一致で登録すると,肺炎,気管支炎だけでなく,肝炎や腸炎,関節炎などもエラーになりません。
ヒント
病名コードと病名(漢字名称)の一致条件の設定は「101システム管理マスタ」-「1101 データチェック機能情報2」で設定します。

赤枠の設定が「×」の場合,チェックマスタ登録済み病名と患者病名に登録してある病名が同じでも,異なるコードで登録してある場合はデータチェックでエラーになります。
例)急性胃潰瘍
チェックマスタ登録済み病名:「急性胃潰瘍」(5313001)
患者病名:「急性(ZZZ4012)」,「胃潰瘍(5319009)」
この場合,赤枠の設定を「○」に変更すると名称の判定も行いますので,エラーになりません。
疑い病名について
患者病名が疑い病名の場合,エラーとします。
0 システム管理の設定に従う・・・・「101システム管理マスタ」-「1101 データチェック機能情報2」の「疑い病名の扱い」の設定に従います。
1 認める(適応病名とする)・・・・データチェックの結果がエラーになりません。
2 認めない(適応病名としない)・・データチェックの結果がエラーになります。
例)検査と薬剤で設定を分ける。
疑い病名のとき検査・・・「1 認める(適応病名とする)」
疑い病名のとき薬剤・・・「2 認めない(適応病名としない)」
グループ設定について
複数の成分が配合された配合錠の場合に選択します。
同じ成分の病名は同じグループになるように選択してください。

患者病名に各グループから1つ以上の病名がない場合エラーになります。
ヒント
すでに登録済みの病名に対してまとめてグループ選択を行うには,病名番号で複数選択を行なった後,グループを選択してください。複数選択する場合は,図のように病名番号欄で先頭に「.」をつけ,「-」で範囲指定,「.」または「,」で番号の区切り指定してください。

入外指定について
薬剤(診療行為)のチェックを入院限定または外来限定に設定できます。
「0 チェックしない」・データチェックを行いません。
(「1 薬剤と病名」,「2 診療行為と病名」のみ)
「1 入院限定」・・・・入院のみチェックをします。
「2 外来限定」・・・・外来のみチェックをします。
設定なし(空白) ・・・入外両方のチェックをします。

注意
入院限定と外来限定は別々にチェック内容が登録できません。
ポイント
「0 チェックしない」を設定しておくことにより,「意図的にデータチェックを行わない」か「データチェック漏れ」かの判断ができます。
「0 チェックしない」を設定した場合,月次統計で行う「適応病名情報更新(薬剤)」「適応病名情報更新(検査)」の対象外になり,チェックされてしまうことを防ぐことができます。
Pセット登録・Sセット登録のデータチェックについて
Pセットコード(診療セットコード),Sセットコード(約束処方セットコード)をチェックマスタに登録し,データチェックができます。
<登録を行うチェックマスタ>
Sセットコード・・・1 薬剤と病名
Pセットコード・・・2 診療行為と病名
ヒント
診療行為コード欄にPセットコード,またはSセットコードを入力してください。

「CD表示」(F10)を押すと,セット内容を確認できます。
<Pセット登録の入力判定について>
Pセットの入力判定はPセットの診療内容がすべて入力されているかどうかで行います。したがって,Pセットで診療内容を登録した場合の他,Pセットの診療内容をすべて手入力した場合もPセットの入力が行われているものと判定します。
例)Pセット(「血液検査セット」)の入力判定

適応病名マスタについて
「103 チェックマスタ」-チェック区分「1 薬剤と病名」,「2 診療行為と病名」は適応病名マスタを標準提供しています。
ヒント
「診療行為と病名」は検査と一部の特定器材のみ適応病名マスタを提供しています。
業務メニュー「52 月次統計」の適応病名情報更新(薬剤),適応病名情報更新(検査)を実行すると,入力CDが設定済みのコード,「21 診療行為」の(K02)診療行為入力画面で入力履歴があるコードを対象に,適応病名マスタからの直接データチェックを行う設定をします。
「52 月次統計」業務の操作および設定方法は【3.6 月次統計】,【5.1 システム管理マスタ】の【3002 統計帳票出力情報(月次)】を参照してください。
<適応病名マスタの確認>
検索条件に「M 適応病名」を選択します。

適応病名マスタからの直接データチェック
標準提供をしている適応病名マスタからデータチェックを行う場合に設定します。
1.システム管理の設定を行う(すべての薬剤,検査,一部の特定器材が対象)
業務メニュー「91 マスタ登録」-「101 システム管理マスタ」-「1101 データチェック機能情報2」の「適応病名マスタからの直接データチェック」の項目を設定します。
0 行わない | 適応病名マスタからの直接データチェックを行いません。 適応病名マスタからの直接データチェックを行うには,薬剤または診療行為を個別に行うよう設定します。 |
1 行う | 適応病名マスタからの直接データチェックをします。 |
2 チェックマスタにない薬剤(診療行為)のみ行う | チェックマスタの登録(ユーザによる登録)がない場合のみ適応病名マスタからの直接データチェックをします。 |
ヒント
特定器材に対する適用病名マスタは,在宅用特定器材(一覧選択サブ画面で【在】の表示があるコード)のみ提供しています。
2.個別設定を行う
システム管理の設定に対し,薬剤(診療行為)を個別設定します。チェックマスタ設定画面の「適応病名マスタからの直接データチェック」を設定します。

0 行わない | システム管理の設定に係わらず,適応病名マスタからの直接データチェックを行いません。 |
1 行う | システム管理の設定に係わらず,適応病名マスタからの直接データチェックをします。 チェックマスタの登録(ユーザ設定)がある場合は,チェックマスタと適応病名マスタの両方でチェックをします。適応病名マスタと同じ病名がユーザ設定されているときは,ユーザ設定を優先してチェックします。 |
9 システム管理の設定に従う | システム管理の設定に従います。 |
チェックマスタの操作方法
<操作方法>
1.業務メニュー「91 マスタ登録」より「103 チェックマスタ」を選択し,(X01)チェックマスタ設定画面へ遷移します。
2.チェック区分を選択,診療行為コード,有効年月日を入力後,「確定」(F12)を押します。

ヒント
診療行為コード欄に入力CD,または薬剤名(診療行為名)を入力すると診療行為コードが検索できます。

3.病名を入力し,一致条件を選択後,「病名追加」(F5)を押します。

ヒント
病名コード欄に「//」を入力すると自院病名検索画面を表示します。
補足コメント欄に「/」(全角)または「・」(全角)で自院病名検索画面を表示します。

4.すべての病名を入力後,「確定」(F12)を押します。

<登録済み病名の変更>
1.登録済み病名欄より変更を行う病名を選択します。
2.病名を選択すると「病名追加」(F5)が「病名変更」(F5)に変わります。
内容を変更後,「病名変更」(F5)を押します。
3.確定(F12)を押します。

検索条件欄から病名の検索
(X04)適用コード設定(病名)画面でチェックマスタに登録する病名を検索できます。
1.業務メニュー「91 マスタ登録」より「103 チェックマスタ」を選択し,(X01)チェックマスタ設定画面へ遷移します。
2.チェック区分を選択,診療行為コード,有効年月日を入力後,「確定」(F12)を押します。
3.図の検索条件①を選択します。検索結果欄に病名を表示します。
検索結果欄に表示される病名は最大100件です。101件目以降を表示する場合は「次頁」(F10)を押します。
4.検索条件②で条件を絞り込みます。
5.さらに絞り込む場合は,③の病名欄に検索を行う病名を入力します。
6.検索結果欄よりチェックマスタに追加する病名を選択します。病名は複数選択が可能です。
7.④の「<」を押してチェックマスタに追加します。
8.「確定」(F12)を押します。
ヒント
「<」は検索結果欄から選択した病名を追加します。複数選択してある場合は,複数の追加が可能です。
「<<」は検索結果欄の病名をすべて追加します。(「M 適応病名」の場合のみ使用できます)

<検索条件と検索結果の表示>
検索条件① | 検索条件② | 検索結果欄 | 病名並び順 |
---|---|---|---|
1 患者病名 | 診療科の指定 | 診療開始日が過去3ヶ月以内の患者病名を表示します | 件数の多い順 |
2 病名 | 傷病名と修飾語の指定 | 病名マスタの病名を表示します。 | カナ名称順 |
3 自院病名 | 分類名の指定 | 自院病名を表示します。 | 入力CD順 |
M 適応病名 | - | 標準提供の適応病名マスタを表示します | マスタの順 |
例)病名マスタより「胃潰瘍」を部分検索する。
1.業務メニュー「91 マスタ登録」より「103 チェックマスタ」を選択し,(X01)チェックマスタ設定画面へ遷移します。
2.チェック区分を選択,診療行為コード,有効年月日を入力後,「確定」(F12)を押します。
3.検索条件①を選択します。検索条件②で条件を絞り込みます。
4.③の病名欄に「*胃潰瘍」を入力します。

ポイント
病名欄に入力された病名は後ろに*(アスタリスク)の入力があるものとみなします。
このため,病名欄の「胃潰瘍」は前方一致,「*胃潰瘍」は部分一致の検索をします。また,病名の後ろに直接*を入力した場合も同じ結果になります。
後方一致,完全一致検索はできません。
例)病名欄の入力と検索方法
胃潰瘍・・・・・前方一致
胃潰瘍*・・・・前方一致
*胃潰瘍・・・・部分一致
*胃潰瘍*・・・部分一致
5.検索結果欄に表示された病名をチェックマスタに追加するには,「<」または「<<」ボタンを押します。
(「<<」は「M 適応病名」の場合のみ使用できます)
6.「確定」(F12)を押します。
他の薬剤(診療行為)のチェックマスタを複写する
登録済みの他のチェックマスタからチェック内容を複写できます。
<操作方法>
1.業務メニュー「91 マスタ登録」より「103 チェックマスタ」を選択し,(X01)チェックマスタ設定画面へ遷移します。
2.チェック区分を選択,診療行為コード,有効年月日を入力後,「確定」(F12)を押します。
3.「複写」(F8)を押すと,(X03)チェック項目複写画面に遷移します。

4.複写元の薬剤名(診療行為名)を入力します。
5.複写元の薬剤(診療行為)を選択します。
6.チェックマスタに追加する病名を選択後,「< 追加」,「<< すべて追加」を押し,追加します。
7.「確定」(F12)を押します。

8.(X04)適用コード設定(病名)画面に遷移後,「確定」(F12)を押します。

例外薬剤の設定(チェック区分「1 薬剤と病名」のチェックマスタのみ)
例外登録した薬剤を同日に入力している場合,データチェックを行いません。
例)胃薬と抗生剤
胃薬を単独で入力した場合はチェックを行うが,抗生剤と同日に入力した場合は,チェックを行わない。
<操作方法>
1.業務メニュー「91 マスタ登録」より「103 チェックマスタ」を選択し,(X01)チェックマスタ設定画面へ遷移します。
2.チェック区分「1 薬剤と病名」を選択し,診療行為コード,有効年月日を入力後,「確定」(F12)を押します。
3.「例外薬剤」(F6)を押します。

4.例外薬剤を入力後,「確定」(F12)を押します。

5.(X04)適用コード設定(病名)画面に戻ります。「確定」(F12)を押します。
ポイント
例外薬剤の登録があるチェックマスタは画面右上に「例外薬剤の登録があります」のメッセージを表示します。

病名番号の指定 病名コード欄の操作
<病名番号の指定>
病名番号欄で複数の病名番号が指定できます。
先頭に「.」をつけ,「-」で範囲,「.」または「,」で番号の区切りを指定します。
例)2,3,4,5,8番を選択する場合

選択した番号には「*」のマークを表示します。

ポイント
複数の病名番号を指定した場合は,設定項目欄のみ変更できます。
<病名コード欄の操作>
コード入力を行う場合は「+」,「-」で追加・削除できます。
コードを追加する場合「+」


コードを削除する場合「-」


注意
病名コード欄へ入力CDを入力する場合は,コードの前方一致検索を行いません。コードはすべて入力する必要があります。