3.2.3 主科設定

1 概要

旧総合病院以外の医療機関において診療科別請求(主たる診療科で請求)をする必要がある場合,システム管理に設定した内容を基に患者の主科を決定し,レセプトおよび請求書を主科単位で出力します。レセプト電算提出データにはレセプト共通レコード(REレコード)に診療科を記録します。また,レセプトのみに主科設定を行い診療科別のレセプト印刷ができます。

<事前準備・関連項目>

「101 システム管理マスタ」-2005 レセプト総括印刷情報設定-主科設定によりシステムによる自動決定のための設定を行う。
患者登録画面によりあらかじめ患者個別に設定ができる。
明細書-主科設定により主科設定の確認変更ができる。

<主科設定をする医療機関のレセプト作成の流れ>

レセプト作成前に主科の確認・設定を行う(主科まとめ入力画面)
レセプト一括作成を行う
レセプト印刷を行う
レセプト点検を行う
診療内容を修正する
レセプト個別作成を行う前に再度修正分の主科設定を確認する(主科まとめ入力画面)
レセプト個別作成を行う
レセプト印刷またはプレビューでレセプト確認を行う
総括を作成する前に月遅れ・返戻分の主科未設定を確認する(主科未設定患者リスト)
総括表を作成する

<主科設定の優先順位>

患者登録による設定 > 一括設定による設定 > システムによる自動決定

2 システム管理マスタの設定

システム管理で設定した情報を基に主科をシステムが自動決定します。自動決定した主科は患者登録,明細書-一括設定で変更できます。「101 システム管理マスタ」-「2005 レセプト・総括印刷情報」を開き,「主科設定」のタブを押します。

図 3.94

項目の説明

主科対応の有無 主科設定を行うか否かを設定します。
主科設定情報(入院) 入院レセについてシステムが主科を自動決定する情報を設定します。※1(主科が自動設定できないパターン)
主科設定情報(入院外) 入院外レセについてシステムが主科を自動決定する情報を設定します。
主科の候補が複数になる場合の診療科コードの設定 上記各条件において主科の候補が複数になった場合の主科優先度を設定します。
主科情報取得 主科設定情報で設定した情報を取得するタイミングを設定します。
1.オンライン
診療行為登録時等オンライン入力時に情報を更新する。
2.一括バッチ
明細書主科設定画面より一括取得する。
1.オンラインを選択した場合は,常に最新の情報が確認できるが,登録処理に若干の処理時間を要する。
主科社保設定 下記の表を参照。
0 しない
1 主科
2 科別印刷のみ
主科国保設定
主科広域連合設定

主科社保設定・主科国保設定

診療科別レセプト印刷レセプトへの診療科記載レセ電REレコードへ診療科の記録総括表・請求書主科未設定患者の請求管理データ
「0 しない」不可しないしないまとめる
「1 主科」するする科別に分ける
+まとめ分
作成しない
「2 科別印刷のみ」しないしないまとめる作成する

各都道府県の国保総括表・請求書は随時対応中です。
(日レセの標準国保請求書は対応していません)

以上の設定により主科をシステムが自動決定します。

※1(主科が自動設定できないパターン)
主科設定情報(入院)の場合で決定方法を「1 当月の入院日数」または「3 当月の最終入院科」とした場合,入院基本料にかかる保険組合せと診療行為を入力した保険組合せが異なる場合は,診療行為のみの保険組合せで作成される明細書の主科の決定は行えません(決定するための情報が取得できないためです)。
この場合に診療行為のみの保険組合せで作成される明細書の主科は未設定になり「42 明細書」の主科設定画面の表示が以下のようになりそれぞれの対応が必要です。

主科情報取得が「1 オンライン」の場合
主科設定情報を「2 当月の請求点数」とし主科設定の一括取得を行う
主科未設定の患者に対し主科を手動設定する
上記いずれかを行う必要があります。

主科情報取得が「2 一括バッチ」の場合
主科設定情報を「2 当月の請求点数」とし主科設定の一括取得を行う
該当の患者を「12 登録」(患者登録)で個別に主科を設定する
(一括取得の場合,該当の患者は主科設定画面に表示されません)
上記いずれかを行う必要があります。

(該当する患者の例)
自費(労災・自賠)による入院中に政管による診療行為の登録

3 主科を手動で決定する

<患者登録による設定>

「主科設定」(Shift+F10)を押します。

図 3.95

患者個別に患者登録画面より設定できます。ここで登録された主科は該当患者の設定月すべてのレセプトを対象とします。(入院・入院外,保険変更等による複数ごとのレセすべてのレセが対象)
※患者登録で設定した主科情報は一括設定画面で該当患者の主科を設定した場合に,一旦クリアします。

<主科まとめ入力画面より設定>

「42 明細書」の「主科設定(F10)」を押す。

図 3.96

主科まとめ入力画面に遷移します。

図 3.97

<対象患者(社保)を検索する>

診療年月と入院・入院外を設定します,「検索(F9)」を押します。

図 3.98

「101 システム管理マスタ」-「2005 レセプト総括印刷情報」の設定に「一括バッチ」を選択している場合は,「一括取得(F12)を押します。主科未設定患者のみ検索するには,「1 全体」を「2 未入力分」へ変更します。
患者リストをクリアしますので,再度「検索」(F9)を押します。

注意

月途中に「101 システム管理マスタ」-主科設定の変更を行った場合,主科の設定および変更を行った場合は,再度「一括取得(F12)を行う必要があります。

ヒント

施設欄は入所中レセプトと入所外レセプトがあるとき,入所中レセプトに「老健」または「老併」を表示します。災欄は災害該当レセプトに「災」を表示します。

<主科を変更する>

患者を選択または患者番号を入力すると,システムが自動決定した情報を表示し現在の主科設定内容を表示します。

図 3.99

主科を変更したい場合は,主科を設定します。
(患者登録ですでに設定済みの場合にここで変更を行うと,患者登録設定を削除します)。

※変更した診療科で該当月に診療情報がない場合はメッセージを表示します。

<表示の切り替え>

画面上部のコンボボックスより検索条件を切り替えることができます。
コンボボックスを切り替えた後,再度「検索(F9)」を押してください。

4 レセプト作成・印刷指示画面

レセプト作成時に主科未設定レセプトがある場合は,処理結果画面でメッセージを表示します。

図 3.100

注意

「101 システム管理マスタ」-「2005 レセプト・総括印刷情報」の設定よりレセプト処理後印刷指示画面に自動遷移する場合は確認ができません。

印刷指示画面で診療科別にレセプト印刷できます。初期表示は「00 全科」になります。

図 3.101

ヒント

主科の欄が「00 全科」の場合は,各診療科別に全科分を印刷します。
主科の欄を空白にした場合は,各診療科の区別なく印刷を行います。

<診療科の切り替え>

コンボボックスの診療科を変更してください。

図 3.102

注意

  1. ● 診療科を「XX 主科未設定」に切り替えることにより主科未設定レセプトを確認できます。(一括作成時のみ)
  2. ● 診療科別印刷はレセプト一括作成時のみできます。
  3. ● 主科未設定レセプトには【主科未設定】のメッセージを印刷します。

5 診療報酬請求書

<主科未設定リスト>

主科設定をした診療月に主科設定していない診療年月分を月遅れ・返戻分として含めた場合などのために主科未設定リストが作成できます。
※「101 システム管理マスタ」-「2005 レセプト・総括印刷情報」で「1 主科」を設定した場合のみ有効です。

「44 総括表・公費請求書」の「主科未設定」を押し処理を実行します。

図 3.103

注意

月遅れや返戻分でない「当月分」の主科未設定レセプトはリストの対象外になります。

<総括表の印刷>

「101 システム管理マスタ」-「2005 レセプト・総括印刷情報」で「1 主科」を設定している場合は,主科単位で請求書を作成します(「2 科別印刷のみ」のときは主科別に分けません)

主科未設定レセプトがある場合は「主科未設定」として先頭に印刷(月遅れ・返戻分が対象)します。
合計分(科別にしない通常の明細書)を最後に印刷します。
システム管理を「主科設定する」でレセプト作成を行った後,システム管理を「主科設定しない」としても主科単位の出力になります。「主科設定しない」とした後,レセプト再作成が必要です。

<印字箇所>

図 3.104

TOP