3.1.5 データチェックの便利な機能

チェック項目の保存

繰り返し行うチェックを保存し,呼び出せます。
月中は薬剤と病名・診療行為と病名のチェックを行い,月末にすべてのチェックを行う場合などに便利です。

<保存できる項目>

図 3.7

<操作方法>

1.保存したい項目を選択します。
2.「設定保存」(Shift+F7)を押します。
3.登録名を入力後,「登録」(F12)を押します。

図 3.8

<保存した設定を呼び出す>

1.確認項目設定のコンボボックスから登録名を選択します。
 •選択すると登録内容を表示します。

図 3.9

<設定済みの項目を変更する>

1.確認項目設定より変更したい設定を選択します。
2.チェック内容を変更します。
3.「設定変更」(Shift+F6)を押します。
4.「OK」(F12)を押します。

【項目を変更し,「設定変更」(Shift+F6)を押した画面】

図 3.10

エラー内容を画面で確認しながら病名の追加,チェックマスタを整備する

エラー内容を画面内で確認しながら病名登録やチェックマスタが整備できます。

<操作方法>

1.データチェックをします。
2.データチェック終了後に「エラー内容」(F9)を押します。

図 3.11

3.画面内のエラー内容を選択します。
 •患者病名と薬剤(診療行為)のチェックマスタを表示します。

図 3.12

ヒント

画面右上の「確認項目」からエラー内容の表示が変えられます。

図 3.13

チェックマスタに患者病名を追加する
1.患者病名欄の病名を選択します。
2.「マスタ登録」(F9)を押します。

図 3.14

3.チェックマスタの病名欄を確認後,「確定」(F12)を押します。

図 3.15

4.チェックマスタに病名を追加後,(D04)エラー内容確認画面に戻ります。

図 3.16

ヒント

「病名」(F8)を押すと(C02)病名登録画面に遷移します。
病名登録画面の「戻る」(F1)を押すと(D04)エラー内容確認画面に戻ります。

<エラーとしない(例外)設定>

エラーはチェックを行わない(例外)設定ができます。
例)「この患者には○○の薬をエラーとしない」といった場合など。

システム管理の準備

「101システム管理マスタ」-「1101 データチェック機能情報2」の患者ごとの例外設定機能を「1 使用する」に設定します。

図 3.17

例外登録をする

1.(D04)エラー内容確認画面を表示し,例外登録したいエラーを選択します。
2.「1 チェックしない(当月)」,「2 チェックしない(常時)」より選択後,「例外登録」(F12)を押します。

図 3.18

例外登録を行なったエラーには「*」を表示します。

図 3.19

ヒント

例外登録を行なったエラーは,次回のデータチェックからエラーになりません。
「1 チェックしない(当月)」を選択した場合は,登録月のみエラーになりません。
「2 チェックしない(常時)」を選択した場合は,登録月以降はエラーになりません。

例外設定の確認と解除

1.(D04)エラー内容確認画面の「例外一覧」(F4)を押します。
 •該当月に例外として動作したデータを表示します。

図 3.20

例外設定の解除を行うには,該当のデータを選択後,「削除」(F3)を押します。

ヒント

「前月」(F6)と「次月」(F7)を押し,診療年月を変更できます。

エラーリストを患者別に作成する

1患者1ページの患者別エラーリストを作成できます。

<システム管理の準備>

「101システム管理マスタ」-「1101 データチェック機能情報2」の「患者別チェックリスト」を「2 作成する」に設定します。

図 3.21

<患者別エラーリストの印刷方法>

1.データチェックをします。
 •再印刷データに患者別エラーリストを作成します。

2.「再印刷」(F5)を押し,再印刷選択画面に遷移します。
3.患者別エラーリストを選択後,「印刷」(F12)を押します。

ヒント

患者別エラーリストは,印刷枚数が増えるため,「再印刷」(F5)のみの印刷になります。

チェック漏れ薬剤を印刷する

「8 薬剤と病名」のチェックから漏れている薬剤(チェックマスタに登録していない薬剤)を結果リストに印字できます。

適用病名マスタからの直接データチェック

チェックマスタの作成に係わらず適応病名マスタからデータチェックを行う機能です。
ユーザー登録のチェックマスタがない場合は適応病名マスタからチェックしたり,ユーザー登録のチェックマスタ+適応病名マスタのチェックが行えます。

【チェックマスタ 1病名と薬剤設定画面】

図 3.22

ヒント 適応病名マスタとは

適応病名マスタは標準提供されているチェックマスタです。
適応病名からの直接データチェックを行うには【5.1 システム管理マスタ】-【1101 データチェック機能情報2】の「適応病名マスタからの直接データチェック」の項目を参照してください。

データチェックの注意事項

• 院外処方の処理について
「10 薬剤と併用禁忌」,「15 投与禁忌薬剤と病名」のチェックは「院外処方の処理」の設定に係わらず,必ず「院内処方を含む」としてチェックをします。

• 自費診療分および包括の保険組合せで入力された診療行為について
「10 薬剤と併用禁忌」,「15 投与禁忌薬剤と病名」はチェック対象になります。
その他のチェック項目ではチェック対象外になります。

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