(13) コメント文

13-1 診療種別区分

内容診療種別区分
コメント.990
コメント(摘要欄下部表示).991

13-2 入力方法

「診療種別区分」
「コメントコード」

または

「診療行為コード」
「加算コード」
「コメントコード」

コメントコードには作成するコード番号により以下のような種類があります。

作成するコメントコード内容
810000001フリーコメントコードです。自由に編集できます。
紙レセプト提出:一行40文字まで入力できます。
0082XXXXX固定文の登録に適しています。
例)(初回),(右),(左),(両側)等
0083XXXXX入力後にコメント内容を自由に変更できます。
例)(疾患名:   )等
0084XXXXX入力後に数値をスペースで区切って入力できます。
例)(前回実施日  年  月  日),(朝  単位)等
0085XXXXXレセプトに印字しないコードです。
レセプト以外の帳票(処方箋,指示せん等)には印字します。

主に院内処方箋のコメントに使用します(0082XXXXX~0084XXXXXを使用するとレセプトに印字されてしまうためです)。
0086XXXXXすべての帳票,レセプトに印字しない画面表示用のコメントコードです。
主に一覧表示の区切り等に使用します。

例)(以下より上肢),(以下より皮膚科薬剤)等

ヒント

コメントコードの登録は【5.3 ユーザ点数マスタの設定について】の【(4)コメント文の登録】を参照してください。

<診療内容にコメントをつける場合>

診療行為にコメントをつける場合は.990,.991は使用せず入力したい剤の最後にコメントコードを入力します。
(剤の途中にコメントを入力するとレセプト電算ではエラーになる場合があります)

例ではコメントが40文字を超えるため,2行分けてコメントの入力を行っています。

図 2.783

<コメント単独で入力する場合>

.990 コメント(摘要欄上部に表示)
.991 コメント(摘要欄下部表示)を使用します。

図 2.784

【レセプト表示】

図 2.785

<診療行為レコードにコメントを含めて記録する方法>

コメントコードはレセプト電算データに記録する際,2種類の記録方法があります。

  • 診療行為レコードとコメントレコードを別に記録する。
    ここまでに説明した診療行為と同じ剤にコメントを入力する方法と「.990」「.991」でコメントを入力する方法では診療行為とコメントのレコードを別に記録します。
  • 診療行為レコードにコメントコードを含めて記録する。
    コメントコードの後ろに「C」または「c」を入力すると,診療行為レコードにコメントレコードを含めて記録できます。これは次に説明します。

■診療行為レコードに含める方法

例)熱傷処置
  初回実施日 3月 5日

入力方法:
140032010 熱傷処置(100cm2未満)
840000085 3 5 c 初回実施 3月 5日

レセ電コードの記録:
SI,40,1,140032010,,135,1,840000085,0305,,,,,,,,・・・

ポイント

コメントコードの後にスペース(半角)を入力し,「C」または「c」を入力してください。

注意

紙レセプトに印字したときは従前どおり診療行為の下にコメントを記載します。

13-2 診療費明細書にコメントを記載する方法

診療費明細書にコメントコードの内容を記載するには,使用する診療費明細書のプログラムオプションにコメントコードを登録する必要があります。

<プログラムオプションの登録>

1.業務メニュー→「91 マスタ登録」→「101 システム管理マスタ」→「1910 プログラムオプション情報」を選択します。使用する診療費明細書を選択します。

図 2.786

2.オプション内容の "COM_HYOUJI_1" から "COM_HYOUJI_5" に記載するコメントコードを登録します。
登録例)
COM_HYOUJI_1=008200000-008299999
COM_HYOUJI_2=008300000-008300010
COM_HYOUJI_3=008400100-008400199
#COM_HYOUJI_4=
#COM_HYOUJI_5=

登録したコメントコードを診療費明細書に記載します。

ポイント

• 使用する診療費明細書に登録する必要がある。
• コメントコードを作成するときに,診療費明細書に記載するコメントコードの範囲を決めておくと便利。

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