2.5.4 セットの登録方法
1 約束処方(薬のセット)
セット登録を行う際には,患者指定をした後に診療行為入力画面の入力内容を引き継いでセット登録ができるほか,患者の指定無しにセット登録画面から直接,新規セット登録,またはセット内容の修正をできます。また有効期限を区切ることにより,セットコードの内容を変更できます。
1-1 患者の呼び出し
通常の診療行為入力画面等と同様の方法で患者を呼び出します。実際の患者でもテスト患者でも構いません。また使用する保険も自由です。(実際の患者の診療データを入力中でもセット登録はできます。セット登録した内容は患者の診療データとは無関係のものですので,患者の診療データ登録に影響はありません)。
注意
セット登録を行う患者は一般を推奨します。乳幼児や老人は自動算定の診療行為コードが追加されたり,老人保健点数の診療行為コードで作成してしまいます。
患者を指定後は,「セット登録」(Shift+F3)を押します。このとき,診察料等の自動発生する診療行為以外の診療行為内容がすでに入力済みの場合は,その内容をセット登録画面に引き継ぎます。

↓

1-2 登録モードの選択
最初に登録モードを指定します。初期状態は「追加」モードになっています。新規にセット登録する場合は「追加」モードより作成します。

すでに登録済みのセット内容の変更および削除を行う場合は,「修正」モードより行います。「修正」モードにするには,セットコード欄に「S」もしくは「P」から始まる登録済みの6桁のコードを入力します。このとき,確認メッセージを表示しますので,「OK」を押します。

↓

「OK」を押すことでセット内容が表示され,「修正」モードになります。

また,すでに登録済みのセット内容を表示したいときは,セットコード入力欄に「S」または「P」を入力し,「Enter」を押すと該当する登録済みのセット一覧を検索画面に表示します。セットを指定した場合,はそのまま「修正」モードへ移行します。

↓

なお,この時点で「削除」(F4)を押すと,削除する旨の確認メッセージを表示し,画面表示しているセットを削除できます。
1-3 セットコードの決定
約束処方のセットコードは6桁で設定します。ただし先頭は「S」(大文字)で始まるコードにします。
注意
頭文字が「S」以外の場合は約束処方とみなしません。
また,このコードは3桁コードの検索方法にも使用できますので,数字の部分と上位3桁と下位3桁に規則性をもたせて設定すると覚えやすくなります。
上位3桁・・・「S」を先頭にして2桁目,3桁目は数字またはアルファベットが入力できます
下位3桁・・・数字のみ入力できます
↓セットコード欄に「S00001」として入力し「Enter」を押し,必要に応じて開始日・終了日を入力します。

1-4 セット名称の決定
約束処方のセット名称を設定します。登録は全角,半角のどちらでも入力できます。ただし,全角と半角が混在しているセット名称の場合はセット一覧印刷を行ったときの印字が正常にされない可能性があります。
↓セット名称を「約束処方(下痢)」として入力し「Enter」を押します。

1-5 約 約束処方セット内容の入力
約束処方のセット内容を設定します。診療行為入力画面で投薬料を入力する要領で入力します。
注意!
「 .210 」など の診療種別区分 は入力 しません。
また,1剤のみとし複数剤のセット内容にはしないでください。回数も1回です。

1-6 入力コードの設定
約束処方のセット登録にも入力コードが付けられます。実際にはセットコードを入力すれば算定はできますが,より覚え易い入力コードを付けると入力のスピードが上がります。入力コードは4桁コード,5桁コード,6桁コードと全角コード(5文字まで)の中から自由に5つまで付けられます。セット登録画面より「入力CD」(F5)を押します。
入力コードを4桁コードとして"2001"を割り付けてみます。
↓「2001」と入力して「Enter」を押した後「登録」(F12)を押します。

1-7 確認,登録
約束処方のセットの入力,入力コードの割り付けの後は最終確認をして登録をします。セット内容を確認後,「登録」(F12)を押します。「登録」を押した後は,診療行為入力画面から患者を引き継いだ状態でセット登録を行った場合は診療行為入力画面へ戻ります。患者の指定無しにセット登録画面へ遷移した場合は,診療行為入力画面へは戻らず,続けてセット登録をできます。
1-8 約束処方の入力例
約束処方セットを診療行為入力画面でどのように入力するか,例を示して説明します。セットコードが「S」から始まる約束処方セットにはセット登録時に診療種別区分を含めた登録ができないため,必ず診療種別区分を入力します。入力が無い場合は,エラーを表示し,診療種別区分の入力を促します。次に約束処方セットのセットコード,もしくは割り付けた入力コードを入力します。例では入力コード(2001)で入力しています。数量および回数を次のように入力します。

次のような結果になります。約束処方セットは診療内容を展開して表示はしません。画面表示されている点数は上記の数量で4日分の算定をしています。
注意
約束処方セットでいう数量とは,セットの単位に対する数量になります。
例ではセット登録されている数量の各2倍が1日分の数量になります。
ラックビー微粒N1% 1.5g × 2 = 3g
ロペラン細粒0.2% 1g × 2 = 2g
コリオパン顆粒2% 1g × 2 = 2g
「登録」(F12)を押して診療行為確認画面へ遷移すると,約束処方セットの内容を確認できます。

<期限切れの点数マスタを含む約束処方セット>
登録済みの約束処方セットに期限切れ等により現在使用できない点数マスタが含まれている場合は,診療行為入力画面でそのセットの入力を行ったときに以下のエラー表示をします(点数マスタに置き換えマスタが登録済みの場合は,薬剤を置き換えて算定します)。

この場合,該当する約束セットコードから内容を変更または削除して使用するのではなく,新たに期間を区切り,セットコードの内容を変更することを推奨します。期間を区切らずに同一のセットコードの内容を変更または削除した場合,期限の翌日以降の約束セット使用に問題はありませんが,有効期限内の約束セットを「訂正」で開いた場合は,現在のセット内容に置き換えします(なお,Pから始まる診療セットに期限切れの点数マスタがある場合,該当する既存の診療セットコードから内容の修正を行っても,過去のセット内容を修正後の内容に置き換えることはしません)。
1-9 セット登録の一覧印刷
セット登録の一覧表の印刷をします。「一覧印刷」(F9)を押します。

印刷範囲を指定し,「F9 印刷」を押すと確認メッセージを表示します。
印刷範囲は,設定しているセットコードの入力になります。

「OK」を押すと印刷を開始します。
2 診療セット
2-1 入力途中でセット登録する
セット登録を行う際には,患者指定をした後に診療行為入力画面の入力内容を引き継いでセット登録ができるほか,患者の指定無しにセット登録画面から直接,新規セット登録,またはセット内容の修正ができます。通常の診療行為入力と同様の方法で患者指定を行い行為入力画面まで進みます。指定する患者は実際の患者でもテスト患者でもかまいません。使用する保険もどのようなものでもかまいません(実際の患者の診療データを入力中でもセット登録はできます。しかも,患者の診療データとは全く別のものですので患者の診療データ登録には影響ありません)。
注意
セット登録を行う患者は一般を推奨します。
乳幼児や老人は自動算定の診療行為コードが追加されたり,老人保健点数の診療行為コードで作成してしまいます。
↓行為入力画面より「セット登録」(Shift+F3)を押します。このとき,診察料等の自動発生する診療行為以外の内容がすでに入力済みの場合は,その内容をセット登録画面に引き継ぎます。診療行為入力が無くセット登録画面へ遷移した場合は,約束処方の登録と同様に行為入力が1つもない状態からでも作成・登録はできます。

2-2 登録モードの選択
操作方法は「(1)約束処方(薬のセット)-(2)登録モードの選択」と同様です。

なお,セットコードが「P」から始まる診療セットは,薬剤セットの他,診療行為内容全般のセット登録ができます。
2-3 セットコードとセット名称の決定
診療セットのセットコードは6桁で設定します。ただし先頭は「P」(大文字)で始まるコードにします。
注意
頭文字が「P」以外の場合は診療セットとみなしません。
また,このコードは3桁コードの検索方法にも使用できますので数字の部分と上位3桁と下位3桁に規則性をもたせて設定すると覚えやすくなります。
上位3桁・・・「P」を先頭にして2桁目,3桁目は数字またはアルファベットが入力できます
下位3桁・・・数字のみ入力できます
例では以下薬剤のセットコードを「P01001」として入力し「Enter」を押します。次に診療セットのセット名称を設定します。登録は全角,半角のどちらでも入力できます。ただし,全角と半角が混在しているセット名称の場合はセット一覧印刷を行ったときの印字が正常にされない可能性があります。
↓セット名称を「かぜ発熱セット」として入力し「Enter」を押します。

2-4 診療セット内容の入力
診療セット内容を設定します。診療行為入力画面で各診療種別区分別の入力をする要領で入力します。上記「かぜ 発熱セット」の入力例は,元の画面から診療内容を引き継いでいるので,ここでは編集はありません。
2-5 入力コードの設定
診療セットに入力コードを付けられます。実際にはセットコードを入力すれば算定はできますが,より覚え易い入力コードを付けると入力のスピードが上がります。入力コードは4桁コード,5桁コード,6桁コードと全角コード(5文字まで)の中から自由に5つまで付けられます。
セット登録画面より「入力CD」(F5)を押します。入力コード画面を表示します。
入力コードを4桁コードとして「2011」を割り付けてみます。
「2011」と入力して「Enter」を押した後「登録」(F12)を押します。

2-6 確認,登録
診療セットの入力,入力コードの割り付けの後は最終確認をして登録をします。「登録」を押した後は,診療行為入力画面から患者を引き継いだ状態でセット登録を行った場合は診療行為入力画面へ戻ります。患者の指定無しにセット登録画面へ遷移した場合は,診療行為入力画面へは戻らず,続けてセット登録ができます。
2-7 診療セットの入力例
診療セットのセットコードまたは割り付けた入力コードを入力します。例では入力コード(2011)で入力しています。

次のような結果になります。
診療セットは診療内容を展開して表示しますので,それに対して変更・追加・削除ができます。

2-8 診療セットの数量ゼロ登録
セットコードが「P」から始まるセット登録では薬剤,器材,診療行為(数量入力ができるものに限る)に数量を「0(ゼロ)」とした作成・登録ができます。【5.1 システム管理マスタ】の【1007 自動算定・チェック機能制御情報】を参照して,設定をします。このとき,数量ゼロ入力欄を「1:入力エラーとする」と設定するとゼロ入力ができます。なお,「0:標準(行削除とする)」とした場合は,数量にゼロを入力すると該当行の行削除をします。
<例>セットコード 「P01010」
セット名称 「かぜセット1(数量ゼロ)」として,以下の薬剤をセット登録する

上記内容を登録して,実際に診療行為入力画面で入力してみます。

↓

診療行為入力画面で数量ゼロ入力が含まれるセットを展開したとき,数量ゼロ入力の行が無くなるまで数量ゼロの部分にカーソルが移動します。数量にゼロがあるときは,点数・剤分離等は行いません。すべての数量ゼロ入力が無くなったときに点数計算等の処理をします。また,数量ゼロがあるときは下記以外の他の画面へ遷移できません。
<数量ゼロがあるときでも遷移できる画面>
「戻る」 (F1)
「患者取消」 (F2)
「前回患者」 (F3)
「訂正」 (F4)
「DO」 (F8)
「氏名検索」 (F9)
数量がゼロ表示されている箇所に各数量を入力します。

ヒント
表示されている「0」を消す必要はありません。「0」の後に数量を入力します。
<数量ゼロの行削除について>
行削除の方法のひとつに,該当行の数量にゼロを入力する方法がありますが,数量ゼロのセットを展開した場合は使用できません。この場合は,数量ゼロのあとに続けて「0」を入力すると行削除できます。
<例> 616130532 0 ←カーソルが移動する
616130532 00 ← 「0」を続けて入力すると,行削除になる
なお,システム管理で設定した数量ゼロ入力欄の「1:入力エラーとする」を「0:標準(行削除とする)」と変更した場合,数量ゼロで登録されていたセットは,数量を1に置き換えます。
2-9 セット登録の一覧印刷
「一覧印刷」(F9)を押すと,自院で登録したセット登録一覧表の印刷をします。
セット内容の確認方法
Sセット(約束処方),Pセット(診療セット)の登録内容を診療行為一覧選択サブ画面で確認できます。
セット登録画面での確認
セットコード欄へ”S”または”P”を入力します。
セットコードを選択し,「Shift+F5 セット展開」を押します。

ヒント
セットコード欄に入力CDを入力してもセットコードが検索できます。

セット内容を表示します。

「F12 確定」を押すとセット登録画面に展開します。
再度「Shift+F5 セット展開」を押すと元のセット一覧に戻ります。

診療行為入力画面での確認
診療行為入力画面で”S”または”P”を入力します。
セットコードを選択し「Shift+F5 セット展開」を押します。

セット内容を表示します。

「F12 確定」を押すと診療行為入力画面に展開します。
再度「Shift+F5 セット展開」を押すと元のセット一覧に戻ります。